正しいシャンプー方法

「シャンプーなんて洗えば良いんでしょ?」それは大きな間違いです。実はシャンプーこそが一番身近な、そして大事なヘアケアなのです。
シャンプーで何より気をつけたいのは、“頭皮”をきっちり洗うということ。予洗いも、シャンプーもすすぎも、髪だけではNGです。正しい方法を知って、トラブル知らずの美しい髪を手に入れて!
■1.ブラッシングする
目の粗いブラシでよくとかします。
髪のもつれを取り、ほこりなどを落とします。頭のテッペンからとかしても、髪がもつれないくらい目の粗いものを選びましょう。ブラッシングをすると、頭皮の血行も良くなります。
■2.プレシャワーリング(前流し)
シャワーヘッドを地肌につけて、地肌からしっかりぬらします。およそ38~40度が適温。塩素処理した水が理想的。
実はこのプレシャワーリングも重要な作業なのです。まず、少し熱めの温度設定で充分に髪にシャワーを当ててください。濡らすという感覚よりも流すという感覚でおこないましょう。髪の汚れは、このプレシャワーリングだけで70%位落ちるのでともて重要なんです。時間にして2~3分程行なってください。これをやることによって髪自体の汚れも落ちますのでシャンプーも少ない量で泡立ちが得られます。
なぜ地肌から濡らすの?
地肌がしっかりぬれていないと、シャンプーでなかなか泡立ちません。それに、予洗いで髪と地肌の汚れの大半が落とせるんですよ。スタイリング剤が落ちにくいときは、お湯を当て、指の腹で髪を揉みほぐします。
■3.水気を切る
手のひらを合わせて、毛先の水をきります。ショートへアの場合は、オールバックにするようにすればOK。
髪からボタボタと水が落ちるくらい濡れたままだと、お湯といっしょにシャンプー剤が流れてしまうため、なかなか泡立たない原因になります。泡立ちにくいと必要以上に髪をこすってしまい、傷みの原因にもなることがあるので、シャンプーの前に髪の水気はしっかりきることがコツです。
■4.手のひらでシャンプーを泡立てる
まずは手のひらの上で泡立てます。泡立てネットを使って、モコモコになるまで泡立てるのもおすすめです。
原液をつけると頭全体にまで行き渡らず、洗い残しやすくなります。頭皮が痒くなるなどのトラブルの原因に!
■5.泡は地肌から泡立てる
シャンプーで一番洗わないといけないのは頭皮。だから、泡立てたシャンプー剤は、髪の毛ではなく地肌に直接つけていきます。後頭部はボリュームがあるので、シャンプー剤がつきにくい場所です。髪をめくって、上から下へつけていきます。頭皮がきちんと洗えていないと、皮脂がたまって毛穴をふさぎ、直毛の人でもクセ毛になってしまうことも!
■6.頭皮をマッサージする シャンプーで洗うのは頭皮だと考えて。頭皮を洗えば、髪も一緒に洗えます。シャンプーを手のひらに取って、軽く泡立て、地肌の何箇所かに分けて塗布し、地肌を指の腹でマッサージするように洗いましょう。マッサージは地肌全体に行き渡るように、特に耳の後ろ~襟足、耳の上辺りの頭回りの地肌は、洗いにくく、洗い残しやすい部分なのでていねいに。髪はシャンプーの泡が行き渡れば、十分汚れが落ちます。
※地肌の汚れやベタつきが気になったり、爪を長く伸ばしていて地肌が十分に洗えなかったりするときは、地肌用洗浄ブラシを使いましょう。毛穴周辺の皮脂もすっきり落とすことができ、便利です。
■7.すすぎは十分に
シャンプーが残らないように、髪に残った泡を軽く手で落としてからすすぎます。やはり、耳の後ろ~襟足、耳の上辺りの頭回り、生え際が残りやすいので、念入りに。充分過ぎるくらいシャンプー剤を流してください。フケや痒みがある方の多くは石油系のシャンプー剤であらって、この流しを疎かにしているのが原因とされています。最低でも3分以上はシャワーで流してください。

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